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マスタードとカシスが特産の街。じゃらじゃらした感じの町並み。大きくて割と都会のくせに、トラムが走ってなくてバスか徒歩の移動だった。ここに留学してるBちゃんと駅で待ち合わせして、街案内をしてもらった。
ワイン市場にも行って来た。地下の貯蔵庫に入って行いくと、ずらっとワイン樽や瓶が並んでて16種類のワインが試飲し放題だった。基本的に飲み込まず、味を見たら吐き出すものらしい。それ用の樽もあったけど、なんかもったいなくて全部飲んでしまった。もちろん出る頃には若干酔っておりました。ワインをいくつか飲み比べたのなんて初めてだから、こうも味が違うものかと驚いた。ただどれがおいしくてどれがおいしくないのか、わたしにはよくわからなかったけど。ワインと向き合うにはまだまだ子供のようです。とにかくいい経験だった。試飲に使ったかわいいミニカップをお土産にもらった。タストヴァンっていうらしい。
学期が終わって、なんともう夏休み。最高気温20度とかなのにもう「夏」休み。早い、そして長い。5月末から9月頭までだから4ヶ月近く休みがある。でもまあなんだかんだその間にやる事も決まっているので、またあっという間に過ぎて行くんだろうな。
そう、アルバイトをします。Chamonix という南西の方の町の日本料理店で住み込みで働く。そして今はそちらへ向かう為の電車の中。待ち時間を合わせるとなんと10時間の長旅。フランスに渡るときに荷物すべて詰めて来たどでかいスーツケースを引きずり、フランス横断中でございます。
忘れ物ないといいなあ…。
さて、電車の旅はまだまだ長いので、この間の旅行の記録を残そうと思います。
6月6日から6月13日にしたフランス東部を巡った旅。自分の記憶に残す為のものだから、面白い、面白くないに関わらず出来るだけ細かく書き残そうと思う。覚えている限りで。
余裕こいて前日ギリギリに荷造りをしていたら、8日間分の荷物は予想以上に多くてなんとリュックに入りきらないという事態に。荷物が少ない事で有名なこの私が、最大限まで減らしたにも関わらず!という訳で走って町へ行って大きいリュックを調達しに。その後夕方から人と会う約束があったから本当に焦った、急いだ、走った。なんでもゆとりを持って行動しないといけませんね、はい。
Cean→Paris でMさんと合流し、いざStrasbourgへ!
6月6-9日 ストラスブール
そんなに大きくない町で、中心部が分かれた川に囲まれていて島のようになっていた。独特な木枠の飾りついた家々が可愛らしいすてきな町。川沿いには柳のかかる歩道があってゆっくり歩ける。船に乗ってガイドを聞きながら町をぐるっと一周もできた。橋には花が飾られていた。ドイツに近く影響を大きく受けているので、今まで見たフランスの街とは全く違う町並みだった。というか正直な所フランスよりドイツの方がオシャレじゃんずるい!とまで思ってしまった。それくらいきれいな街だった。
ノートルダム大聖堂:馬鹿でかくて、かつ細かい細工がびっしり施された教会。ここのステンドグラスは逸品だった。ガイドブックには、中の大時計は12時30分になると仕掛けが動くからくり時計だと書いてあったので、わざわざ時間をあわせて行ってみた。立派な装飾がなされた高さ10メートルはある大時計の前にはもうすでにたくさんの見物客が。みんなの期待の眼差しを浴びながら時計はついに12時30分を打った、、、打ったけど、、、
…あれ?と思ってよく見たら時計の上の方の部分の人形がくるっくるっと回ってた。そしてとまった 。
そう、それだけだったのです。他の観光客のみんなも信じられずなかなかその場からはなれない。まだなにかあるんだろ?これで終わりなんて言わないだろ?て顔で時計を見つめるみんな。しーん、っていう音が聞こえた気がした。
残念な事に本当にそれで終わりだったんだけど、なんだかこの拍子抜け感がとても楽しかった。
がっかりといえば、アルザス地方名物のロレーヌ風キッシュ。塩味の利いた味が特徴らしいとMさんが熱く語っていたのでわたしも挑戦。やっぱり本場はおいしいんだろうなと思って食べたら、なんていうか、からかった。塩味きいてるとかいうレベルではなく塩っ辛かった。おいしくはなかったけど、これも旅らしくてわたしは好きだ。勝手に作り上げた理想像ががらんがらんと崩れる感じ。逆もまた然り。百聞は一見にしかず。ううむ。
ストラスブールで忘れちゃ行けないのが、欧州国際連合の本部を見て来た事。建物内には入れなかったけど敷地内には入って見る事が出来た。円形のイタリアのコロッセオみたいな形でガラス張りのつるつるした建物。本部っていうからばかでかいビルが幾つも連なってるようなイメージがあったけど、思ったよりは小さめだった。思ったよりは、というだけで十分大きかったけども。この日は大雨と雷だった。
次の日はドイツのbaden-baden。なんだか国境を渡ってみたくて、ストラスブールから独りドイツの隣町へ。この日も生憎の雨模様。当たり前だけどバスの時刻表とか看板とかがドイツ語で書かれていて読めないし、天気は悪くて薄暗いしなんだか不安になった。そうだ、たしかフランスに着いたばかりの頃もこんな不安な気持ちだった。電車でたった一時間の距離なのに、そこはすでに馴染みがない「異国」だった。
ここの記録はノートに書き留めてあるのでそれをそのまま載せます。今読み返すとめちゃくちゃな文章だけど、まあいいんだ。
次はディジョン。
マルシェを見たり、美術館をみたり、市庁舎の塔の階段をひたすら登って展望台にでたり。ここが本当に長い螺旋階段で登るのも降りるのも一苦労だったけど、そこからの景色はそれに十分値するものだった。ディジョンの街全部と、遠くには近郊の町も見えた。足がパンパンになったけど、まあ頑張ってよかったよ。Bちゃんにはつき合ってもらっちゃって悪かったけど。
夜はBちゃんに教えてもらったおいしくて安いレストランでブルゴーニュ地方のエスカルゴを食べて、キールを飲んだ。朝ご飯にはフランスで賞をもらったパン屋さんのサンドイッチ。普段お土産なんて買わない人間だけども、この時ばかりはマスタードとカシスのリキュールを購入。ここは美味しい街だった。
翌日はディジョン近郊の町、ボーヌへ!
この記録、ちょっとずつ書き足してっているうちに、なんと今はもう九月。夏休み頭に書き始めて、夏休み終わりまでかかってしまった。早く書き上げなくてはどんどん忘れて行ってしまう。他の旅行もしたからそっちも記録したいのに。
ボーヌ
ボーヌまでは電車で1時間だったかな。ワイン産業が盛んなちいさな街。そこにはhôtel dieu という5百年も続いたという病院が。その機能は別の土地に移されて、今は当時病院だった頃の博物館になってた。ある資産家が貧しい人々を助ける為に病院を立ち上げて、病院所有のぶどう畑で作るワインの売り上げで運営してたらしい。日本語の音声ガイドがおもしろかった。
帰りはバスでディジョンまで。街の外には広大なぶどう畑が。静岡の茶畑みたいに延々と続いてた。ワイン用のブドウの木って意外と背が低いのね。天気はよくなかったけど良い所だった。
翌日は電車に遅れそうになりながらもなんとかリヨンへ!ここでMさんとはお別れ。もう日本に帰っちゃうからもう少しきちんとお別れしたかったけど駅着いたらそれぞれの電車へ一直線だった。ありがとうございました。
リヨン
駅着いたらKくんと待ち合わせ、彼に案内してもらい都会を堪能しました。なんとリヨンもメトロが走ってんのね。空港もあるしトラムも地下鉄張り巡らされてるし、パリに次ぐ街と言われても納得だった。
ここではホテル関係で非常に苦労した。1泊目は、地図通りに行って看板も出てるのにアパートの入り口しかない、しかもオートロックで開かない、番号に電話しても誰も出ない。結局その辺りをぐるぐるしたあげく、アパートの住人に助けてもらってなんとか中に入ったら、中に受付が。なんでそんなとこにあるんだもうやだ。2泊目はネットにはチェックインが24時までって書いてあったから21時くらいに着いたら、受付もうしまってた。19時までとか書いてあった。結局チェックインできず他の宿を探したけど都会だから、どこも一杯だし空いてる所は3つ星とかの高級ホテルだし。まあすでに暗い中歩き回ってなんとかホテル見つけたけど(かなり怪しい所だった)、後日その閉まってたホテルからキャンセル料の請求が来た。ふざけんなこのやろうフランスって本気で思いましたとさ。
まあそれはいいとして。ゴンドラみたいな乗り物で丘の上のフルヴィエールという教会に行った。そのライトアップされた姿もさることながら、そこから見下ろすリヨンの夜景がとてもきれいだった。kくんは友達のお別れ会とかにここに来てみんなで街を見下ろすらしい。こ、これが都会っこ…!カーンとは明らかに過ごし方が違うようです。そこからの帰り道、道路になにかたくさんコロコロと大きめの石?が転がっていた。何かと思ってよく見てみたらなんと
エ ス カ ル ゴ !全部、ぜーんぶエスカルゴ、ていうかカタツムリ(その半分以上はもう踏まれてつぶr)。しかもその先の道ずっと続いてるの。…ぞっとした。いくらブルゴーニュの名産とはいえ、こんな風な出没は望んでないよ…。
翌日は近郊の町 ペルージュへ!
バスでゴトゴト30分くらい。なにもないバス停で降りて、15分ほど歩いて登ってくと、丘の上に石垣で囲まれた小さな小さな集落が。そこがペルージュ。15分あれば歩いて一周できてしまうくらい。通りや家がすべて石造りになっていてツタ性の植物が広がって絡み合ってた。村の中心には広場のようなスペースがあってそこに大きな木が一本立ってた。足下がごつごつの石畳だからあるくだけで常に足つぼマッサージ状態。なんていうかおとぎ話の主人公が生まれた町って感じ。こんな所本当にあるんだなと思ってワクワクしっぱなしだった。
旅行最終日は再びリヨンで、ドでかい公園?へ行った。延々と広がる芝生にバラ園、植物園、動物が飼育されてるスペースも。とにかくでか過ぎて歩いては全部回れなかった。こんな都会にこれだけの市民の為のスペースがあるってすごいことだな。みんな思い思いにスポーツしたり寝っ転がったりしてた。いいところだ。
あとミニチュア&シネマ博物館。ミニチュアの館や部屋、牢獄なんかの展示と、映画のセットや小道具の展示があった。映画parfumのセットがド迫力だった、映画見てないから残念だけど。あと猿の惑星やプレデターなんかの撮影用かぶり物とか、トムクルーズの顔石膏とか。なかなか映画好きにはたまらないところだった。
そういえばリヨン名物のクネル?とかいう白身魚のつくねの何かを食べたけど、あまりおいしくなかった。多分料理が悪いのでなく、レストランがいまいちだったんだな。やっぱり観光地で人が集まる所のレストランは総じて美味しくないところが多い。ちょっと中心から離れてても地元の人がいる所に行くべきね。旅行の鉄則。
こんな感じで旅行を終えて帰路につきました。

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